• イラスト依頼でひどい目に!イラストレーターとクライアント、それぞれのトラブル対処法

2023.5.16 2024.11.7 イラスト

イラスト依頼でひどい目に!イラストレーターとクライアント、それぞれのトラブル対処法

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こんにちは。イラストレーター・デザイナーのkisa(@kisa.ne.jp)です。
イラストを依頼する側もされる側も、一貫して気持ちよくやり取りしたいところですが、思うトラブルなんてないように、思わぬトラブルに見舞われるかもしれません。
クオリティや納期、予算の相違など、さまざまな問題が発生する大きな原因は、コミュニケーション不足が挙げられます。
そこで今回は、実際にあったイラスト依頼でひどい対応をされたトラブル事例も交えながら、依頼するクライアント側と、イラストレーター側の立場、それぞれの対処法についてまとめました。

イラスト依頼トラブル事例【クライアント側】

音信不通になる

まず、トラブルの中でもよくあるのが音信不通です。
それなのにイラストレーター自身のSNSでは普通に投稿していた…ということが割とあるようです。
一時期騒がせたのが、ラノベのイラストレーターの音信不通によって打ち切りになり、強制的に完結となってしまった事例があります。

やむなく音信不通になってしまった場合は、「◯日以内にご連絡がなければ依頼をキャンセルさせていただきます」と送信し、当日まで連絡がなければキャンセルの旨を連絡すると、スッキリと次に進むことができます。

 

納期を守ってくれない

これまた多いのが、納期の遅延です。
ソーシャルゲーム会社のディレクターの方など、納期を守らないイラストレーターが多くて大変だといったこともよく聞きます。
イラストの納期が守られないと、企画自体の進行がさらに遅れ、スケジュールやプロジェクトの最終的な納品に影響が出るので、社会人としてしっかり納期を守ってくれるイラストレーターを探す必要があります。

 

追加で費用を請求される

当初の報酬額でお互い同意し、制作がスタートしたものの、途中で大幅に料金を高く掲示され、結果的にはデータが飛んだと言われる始末に、トラウマになったという方がいらっしゃいました。
本当にお気の毒です…

 

商品やサービスのリリース前に公表される

商品やサービスのリリース前に、イラストレーターがSNSなどで先に公表してしまった、というケースがあります。
広報・マーケティング部門などの戦略によって宣伝する適切なタイミングがありますが、一部であってもそのタイミングを外して告知されると迷惑がかかってしまうことになります。
 

イラスト依頼でトラブル回避の対処法【クライアント側】

イラストレーターの実績や評判などリサーチ

イラストレーターのホームページやSNSで実績や評判をチェックしてから依頼するようにすると、リスクを軽減することができます。
実績がなかったり、クラウドソーシングのコメント欄など、他のお客さまの評価が悪いと不安です。

 

依頼内容をしっかりまとめておく

イラストレーターにイメージやサイズなど依頼内容や参考資料をしっかりまとめておくことで、イラストの作成が容易になり、ミスコミュニケーションなく時間も短縮することができます。
イラストレーターが何が求められているのかを、明確に理解できないまま進んでしまうと修正がかなり重み、先ほど挙げたようなトラブルに発展しやすくなります。

下記記事でイラストレーターに伝えるべき内容をまとめたので、よかったらテンプレートもご活用ください。
 

 

商品やサービスのリリース日を伝えておく

制作物をWebで公開しても良いかどうかは、イラストレーター側から確認されることが多いですが、もしされなかった場合は「◯月◯日以降なら公開可能です」という旨を伝えると確実です。

 

イラスト依頼トラブル事例【イラストレーター側】

エンドレス修正依頼

修正依頼が大量にきて、果たして納品できる日はくるのであろうか…と終わりが見えないという経験をした人は自身も含めたくさん見かけます。
色も塗ったあとで、モチーフの追加や模様の変更などの修正依頼がきて、そのように修正すると「やっぱり元に戻して」と言われるといったケースがあります。

  

途中で依頼をキャンセルされる

依頼を受けて結構制作を進めている中、途中で依頼をスパッとキャンセルされるといったことも起こります。
「イラストを使ってやろうと思っていたことが技術的に難しかった」
「担当者ベースでは採用でしたが、上司に確認するとOKをもらえなかった」
などなど、色々な事情があります。
着手前なら問題ないですが、相当時間をかけてアイデアを振り絞っても、その分の報酬がないとなるとダメージは大きいです。

 

納品完了後に請求書を送っても入金されない

納品した後に請求書を月末締、翌月末払いで発行したのに、期限を過ぎても支払ってくれないケースがあります。
もし未払いが続くようなら対処法としてまとめた下記記事をご参考ください。
 

 

連絡が返ってこない(音信不通含む)

納期に間に合うようにスケジュールを組んでも、なかなか連絡が返ってこないことがあります。
特に短納期だとギリギリに連絡がきて、一気に仕上げるとなると大変です。

 

イラスト依頼でトラブル回避の対処法【イラストレーター側】

イラスト依頼の内容がはっきりするまで、ヒアリングを重ねる

依頼内容がフワッとしたまま進めてしまうと、クライアントが模索中の段階でエンドレス修正などのフラグが立ちます。
イラストイメージ(雰囲気や色味、タッチ、モチーフなど)、ギャランティ、納期、納品方法など、しっかり聞いておきたいことをまとめておく必要があります。
また、ラフ案や希望のイメージ画像があれば送っていただくようにするとわかりやすいです。

 

修正に関して事前に説明しておく

イラストレーターによって修正料金の設定はまちまちかと思いますが、あらかじめ修正代について説明しておくとトラブルを未然に防ぐことができます。
私の場合は、ラフ段階の修正は無料で、清書後の大幅な修正の場合は料金をいただくことがあるという風にお伝えしています。
下記記事で詳しく解説しています。
 

 

クライアントの連絡先を確認しておく

SNSなどのDMでやり取りを進めていた場合、ブロックされたらたちまち連絡が取れず、絶望的です。
メールアドレスや電話番号、会社であれば住所まで確認が取れてからの方が安心です。

 

納品前の最終確認時は中解像度で送付・透かし文字を入れる

いよいよ納品前の最終確認の画像を送るとき、特に問題なければ高解像度データで送らず、Web閲覧で十分な解像度で送るようにします。(容量が軽いという面でも◯)
やり取りしている中で、ちょっと怪しいかも…と思ったら「sample」など透かし文字を入れておくと効果的です。

 

個人依頼の場合は前払いにしてもらう

企業からの依頼と比較して、個人からの依頼はどうしても信頼性が低くなりがちです。
発注時に前もって支払ってもらうか、もしくは着手前と納品後で半額ずつ支払ってもらうと安心です。

 

イラストのご依頼はこちら

冒頭でも述べましたが、イラスト依頼でトラブルにならないために重要なことはコミュニケーションです。
クライアントのニーズを理解し、明確な指示・フィードバックを提供してもらい、双方満足のいく取引となるように気をつけることが大切です。

kisa illustration & designでは、イラストからデザインまで、短納期で修正無料にて承っております。
制作依頼の料金に関してはこちらの記事をご参考ください。
イラスト制作依頼するときの相場と料金について【プロイラストレーターが解説】

「発注の前に細かい確認をしたい」「制作内容について相談したい」
などお気軽にご相談ください。
お見積りは無料ですので、お問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております。

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