• イラスト制作依頼するときの相場と料金について【プロイラストレーターが解説】

2023.1.19 2024.2.8 イラスト

イラスト制作依頼するときの相場と料金について【プロイラストレーターが解説】

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こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
「イラストの相場はどれくらいなのか全然わからない」
「プロのイラストレーターに依頼したいけど、制作料金が検討つかない」

という声をよく聞きますが、イラストの料金はさまざまな条件によって変動するため、一律「1点○○円です」とは言えないのが現状です。
そこで今回は、イラストを依頼したい方向けに、イラストの料金・相場についてまとめました。

一般的なイラスト制作の相場

依頼するイラストレーターによって料金は大きく変動しますが、まずは一般的なイラスト制作の相場が下記になります。
 

カットイラストの相場

日本イラストレーター協会が公表している料金相場によると、パンフレットなどで10㎝角に収まる程度の小カットの場合、モノクロで1点3,000円〜5,000円、カラーで5,000円〜10,000円とされています。

より細かい基準は以下になります。

・Aランク:線画にベタ塗り、線なしベタ塗り等の構成などシンプルなイラスト
・Bランク:線画に多少立体感を付ける程度のAより少し手間のかかるイラスト
・Cランク:線なしの立体感のあるイラスト
・Dランク:写実的なタッチや、水彩画などの手描きのイラスト
・Eランク:スーパーリアルや細密画など、とても手間のかかるイラスト

イラストの条件/ランクAランクBランクCランクDランクEランク
人物1人、顔のみ、背景なし2,0003,0004,0005,0008,000
人物1人、上半身、背景なし3,0004,0005,0006,00010,000
人物1人、全身、背景なし5,0006,0007,0008,00015,000
人物2人、上半身、背景なし5,0006,0008,00010,00018,000
人物2人、全身、背景なし7,0008,00010,00015,00020,000
人物3人以上、全身、背景なし9,000〜10,000〜12,000〜20,000〜25,000〜
シンプルな背景付きの場合の追加料金1,0001,2001,5002,0003,000
描き込む背景付きの場合の追加料金1,5002,0003,0004,0005,000

 

表紙イラストの相場

イラストの使用媒体/ランクAランクBランクCランクDランクEランク
雑誌╱パンフレット╱カタログ50,000〜60,000〜80,000〜100,000〜150,000〜
単行本╱文庫30,000〜40,000〜50,000〜70,000〜90,000〜

 

広告イラストの相場

イラストの使用媒体/ランクAランクBランクCランクDランクEランク
ポスター A180,000〜100,000〜120,000〜150,000〜200,000〜
ポスター A250,000〜60,000〜80,000〜100,000〜150,000〜
ポスター A330,000〜40,000〜60,000〜80,000〜100,000〜
POP A420,000〜30,000〜40,000〜50,000〜70,000〜
車内吊り A350,000〜60,000〜70,000〜100,000〜150,000〜
車額 A330,000〜40,000〜60,000〜80,000〜100,000〜
チラシ╱パンフレット╱
カタログ A4
20,000〜30,000〜50,000〜70,000〜90,000〜
リーフレット A4の1/38,000〜10,000〜15,000〜20,000〜30,000〜
カレンダー A3 12枚240,000〜300,000〜500,000〜800,000〜1,200,000〜
カレンダー A3 6枚120,000〜150,000〜200,000〜300,000〜600,000〜
卓上カレンダー 12枚 ハガキサイズ120,000〜150,000〜180,000〜200,000〜250,000〜
新聞広告 全15段 全国紙80,000〜100,000〜120,000〜150,000.〜200,000〜
新聞広告 全15段 地方紙70,000〜80,000〜100,000〜120,000〜150,000〜
雑誌広告 全5段 全国紙30,000〜40,000〜50,000〜70,000〜100,000〜
パッケージ A5以内20,000〜30,000〜40,000〜60,000〜80,000〜
ウエブ トップページのメインビジュアル30,000〜40,000〜50,000〜70,000〜100,000〜
テレビコマーシャル40,000〜50,000〜70,000〜100,000〜150,000〜
テレビ番組10,000〜12,000〜15,000〜20,000〜30,000〜
雑誌広告 縦横20cm以内20,000〜30,000〜40,000〜60,000〜80,000〜
企業のマスコットキャラクター100,000150,000〜200,000〜300,000〜500,000〜

出典:日本イラストレーター協会(JIA)

これらの基準を踏まえた上で、イラストレーターの実績、スケジュールなど複合的な理由で料金が決まります。
詳しくは次の見出しでお伝えします。

正直かなり予算がない…という方は、クラウドワークスココナラなど利用すれば、費用を安く抑えることができます。
たとえば、TwitterなどのSNS用アイコンなら最安1,500円で作成してくれます。
ただ、実績がなかったり、途中で連絡が取れなくなるワーカーもいるようなので見極めが重要です。

 

イラストを依頼する際の注意点やイラストレーターに伝えるべき内容に関しては、下記記事をご覧ください。
イラスト制作を依頼するときの注意点【イラストレーターに伝えるべき情報まとめ】

 

イラストの制作料金は、さまざまな条件によって変動する

イラストレーターによって考慮する条件は異なりますが、私の場合は、お客さまのご予算の他に考慮する条件は下記になります。

  • 使用媒体・用途・規模
  • イラストの制作難易度
  • サイズ
  • 色(モノクロorカラー)
  • 納期
  • ご依頼点数 etc…

モノクロの線画より背景ありのカラーの方が高くなったり、短納期の場合に特急料金がかかったり、ご依頼点数が増えるほど一点あたりの料金が安くなったり、一件一件のご依頼に対して適正な価格を割り出しています。

たとえばTシャツに印刷する用のイラスト依頼の場合、同じイラストでも媒体によってかなり料金に幅があることがあります。
大手企業のブランドと地元の中小企業のブランドとでは使用される規模や注目度も異なるため、通常このような料金の開きがあります。

大まかですが目安となる料金表は、PRICEページに記載しています。

 

制作料金の他にも、料金が加算される場合がある

修正(リテイク)

修正回数が最初から発生したり、1回のみだったり、無制限だったり、人によって条件が異なりますので確認しておくと安心です。
(私の場合はラフ段階では何回でも無料、確認後の大幅な修正が必要な場合はご相談させていただいてます)

 

二次使用

たとえばポスター用に依頼したイラストを、Webサイトのメインビジュアルにも使いたいというとき、制作代を支払えばそのイラストをいろんな媒体で使ってもいいというわけではなく、著作権違反になってしまいます。
もし他にもそのイラストを流用したいという場合には、1つの媒体につき制作費の何%かの二次使用料を支払うことで使用可能になります。
イラストレーターによってその割合は異なりますが、制作代の20%〜70%としていることが多いです。
(私の場合は基本的には20%にしています)

 

著作権譲渡

イラストレーターの制作物には著作権が発生していますが、稀に著作権を譲渡してほしいという要望があります。
確かにキャラクターものなど著作権を譲渡しないと使い勝手が悪くなってしまいますが、譲渡する際は制作代の2倍ほど、案件によっては10倍になることもあります。

 

イラスト制作のお見積りは無料

kisa illustration & designでは個人・法人・大手企業などさまざまな媒体の実績を持つイラスト・デザイン制作サービスを行っています。
イメージに合わせたインパクトのあるおしゃれなイラスト・デザインを制作いたします。
短納期で修正無料にて、ご希望のイラストをご提案いたします。

お見積りは無料ですので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
24時間365日受付中です。

「発注の前に確認をしたいことがある」「制作内容について相談したい」
などのご質問やご相談に、柔軟にご対応いたします。

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