• イラストレーターはやめとけ?ゴマンといる絵師の中から依頼されるための強み

2020.12.20 2024.2.19 イラスト

イラストレーターはやめとけ?ゴマンといる絵師の中から依頼されるための強み



  
こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
「イラストレーターは食えないからやめとけ」と、美術系の他にも、音楽系やお笑い系などでも言われますね。
会社の社員として仕事ができればいいですが、イラストレーターの場合、ソーシャルゲームイラストのようなイラストレーター求人ばかりで、それ以外の画風だとなかなか求人もありません。
フリーのイラストレーターの年収は、100万円以下が半数以上という厳しい現実です。
今回は、供給過多のイラストレーターの中から「受注されるために考えるべきことはなんだろう」とお悩みの方向けに、強み(USP)についてお伝えしていきます。

自分のイラストを客観的にみる

強み(USP)について

その他大勢から自分のイラストを選んでもらうには、 USP(Unique Selling Proposition)と呼ばれる「独自の強み」を持つことが大切です。

他の追随を許さない強みがあれば、あなたにしかないものなので、それを求めてわざわざあなたに依頼します。
逆にこれがなければ替えが効くので、クラウドワークスやココナラのような薄利多売競争にならざるを得ません。

 

自分の強みを活かすための2つの質問

  1. あなたの競合になり得るイラストレーターを探し、その人たちの強みは何だと思いますか? その人たちにない自分の強みは何だと思いますか?
  2. あなたのイラストは誰に見てもらったら1番効果がありますか?

1の質問は、競合のリサーチと強みの分析です。
自分と似たようなテイストのイラストレーターがいたとき、その人と同じ強みしかなければ依頼される確率が下がり、価格競争になる可能性があります。

2の質問は、自分のイラストを売るためのターゲットの理解になります。
強みと需要をマッチさせるために考えてみてください。
例えば、私が描いているようなエッジのあるテイストだと、ミッフィーのような子ども向けの絵本を扱っている出版社よりも、エドワード・ゴーリーのような大人向けのシュールな絵本を扱っている出版社の方がマッチしそうです。

 

 

作品や情報を発信して知ってもらう

USPを踏まえて、認知度を上げたり集客するための導線を作ることが大切です。

SNSやグループ展、個展、商談イベントなど、ネット上でもオフライン上でも、作品を見てもらえる機会を増やしましょう。

フォロワーの多いイラストレーターは、クライアントにも発見されやすく、制作物を告知してフォロワーが認知したり購買まで至る可能性があるので、そのメリットがある分、依頼される機会が増えます。

多いに越したことはないですが、フォロワーが少ない私でもUSPがあり、それが活かせられる営業先、顧客がいれば成約できます。
増減に一喜一憂してもストレスになると思うので、焦らずにゆくゆくは増えていけばいいなくらいでいいと思っています。

集客の導線については長くなるため、下記の記事にまとめました。

 

答えはクライアントの声の中にある


お客さまの声というのは、ビジネスをする上で本当に大切なことです。

例えば、私のイラストを使いたいと依頼していただいた理由は、下記になります。

「インパクトのある女性のイラストを探していたから」
「発想が面白くて、イラストもオシャレだから」
「現代的でキャッチーなイラストだから」

何で依頼してくれたのかわからない場合は、思い切って聞いてみるといいです。
顧客に聞けない場合は、SNSなどファンの方からのコメントも参考になります。

「そこが依頼の動機なのか」と分かれば、それが自分のUSPにもなります。
それを求められたということは、他にもそれを求めている方がいると推測できます。
それを求めている方にうまく届けられるよう、しっかり考えていきましょう。


また、例えマイナスなことを言われたとしても、真摯に受け止め、改善できる機会だと思ってその声をありがたくいただきましょう。
(感情を制する者がビジネスを制する)

 

イラストの仕事を獲得するために、ブログを活用するのも手です。
詳しくは下記記事で解説しています。

 

さいごに

イラストレーターだけでなく、競合が多いすべての生業にとって、「USP」があることが重要です。
独自性のある自分だけの武器を磨いて、顧客に喜ばれるように、そしてやりがいを持って仕事が続けられるように、共に頑張っていきましょう!

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