こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
ネットやサービスの普及で、色んなことが個人でもできるようになりました。
電子書籍の出版もそのひとつです。
「本を出してみたいけど、ハードルが高そう…」とお考えの方向けに、Amazon Kindleで出版するメリットとその方法について、解説していきます。
Contents
Kindle Direct Publishing(KDP)とは
Amazonが提供している「Kindle Direct Publishing」は、誰でも無料で電子書籍を出版できるサービスです。
本の内容や販売価格、その本をどこのカテゴリーに入れるかなど、すベて自由に決めることができます。
＼表紙などデザイン作成の苦悩から解放される時短ツールを無料で試してみる／
Kindleで出版するメリット
初期費用0円で出版できる
通常の紙の本を自費出版するには、数十万、部数や装丁によっては数百万かかります。
初期費用がこんなに膨らむとなると、ハードルが高いです。
Kindleで出版すれば、初期費用が一切かかりません。
出版までの時間が早い
登録を済ませ、原稿をアップロードすると、48時間以内にはKindleストアに並びます。
印税率が高い
通常の紙の本の場合、印税率は販売価格の5〜10%です。
ですがKindleの場合、35％か70%の印税率になります。
パーセンテージが違う理由は、70%の場合、Kindleストアのみの独占販売、本の価格を250～1,250円に設定しなければならないという条件があります。
（最初は70%、売れるようになれば35%に変更することも可能です）
世界各国に販売できる
日本の他には、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、インド、フランス、イタリア、スペイン、ブラジル、メキシコ、オーストラリアなど、Amazonを使っている世界各国の人々に向けて販売することができます。
翻訳したり、写真をメインにしたりすると海外の方に読まれる可能性も高くなります。
Amazonという巨大マーケットで宣伝してもらえる
圧倒的な数の利用者がいるAmazonに、自分の名前が載るので、例え購買まで至らなかったとしても、宣伝効果があります。
永久的に販売できる
通常の出版の場合、絶版の可能性があります。
絶版になる理由で1番多いのが、売上の低迷です。
電子書籍の場合でも、出版社都合で絶版になる可能性があります。
KDPなら、ほとんど売れていなくても、自分で取り下げない限り、ずっと販売することができます。
本の内容を更新できる
紙の本だと刷り直しに莫大なお金がかかりますが、電子書籍ならデータを差し替えるだけなので、お金はかかりません。
古くなった情報を新しい情報に変更できるという利点があります。
誤字脱字があった際も、サラッと修正することができます。
出版する方法
ツールを使ってデータ作成
写真集やマンガの場合、 「Kindle Comic Creator」で作成します。
【推奨のファイル形式】
・Microsoft Word (DOC/DOCX)
・EPUB
【使用可能なファイル形式】
・HTML (ZIP、HTM、または HTML)
・MOBI
・リッチ テキスト フォーマット (RTF)
・プレーン テキスト (TXT)
・Adobe PDF (PDF)
小説など文章がメインの場合、「ロマンサー」や「でんでんコンバーター」で作成します。
マイアカウント登録をする
KDPにアクセスし、Amazonアカウントでログインします。
そして、下記内容を入力します。
- 著者/出版社情報（氏名、住所、電話番号）
- 支払いの受け取り方法（印税を受け取る口座、小切手）
- 税に関する情報（米国で売上が上がった場合の源泉徴収税を差引できる）
本の情報を登録する
出版する本の下記情報を入力します。
- Kindle本の詳細（本のタイトル、著者、内容紹介、カテゴリー、検索キーワド）
- Kindle本のコンテンツ（デジタル著作権、読む方向、原稿アップロード）
- Kindle本の価格設定（出版地域、ロイヤリティ、価格設定）
出版内容について
実際に出版した本
私は2020年4月に電子書籍を出版しました。
個展を開いた際に撮った写真と、テーマに沿った文章をまとめました。
毎月、すずめの涙ほどの収益ですが、読まれていることがとても嬉しく思います。
Kindle Unlimitedなら無料で読むことができるので、もし興味が沸きましたらご覧ください。
「DESIRE-BOOK-右脳と左脳を刺激する、欲望にまつわる本」を無料で読む
ブログ記事などすでに持っているものを再利用するとラク
もし学生や研究者の方などの研究成果や論文や、書き溜めたブログ記事やメルマガなどがあれば、それをまとめるだけで一冊の本にすることができるのでラクです。
表紙や挿絵、デザインなどお見積りは無料
電子書籍の表紙がパワーポイントなどで簡単に作ったようなものですと、チープな印象を与えてしまいます。
よりオリジナリティのある表紙や挿絵、デザインの関することなど、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
「発注の前に細かい確認をしたい」「制作内容について相談したい」
などお気軽にご相談ください。
さいごに
知名度がなくても、初心者でも、Amazonで自分の本が、時に著名人の横に並んでいる光景は感慨深いものがあります。
得意なことや好きなこと、伝えたいことをまとめて、Kindleで電子書籍の出版に挑戦してみてはいかがでしょうか。
