
この間、Amazonから一通のお問い合わせメールが届きました。
Amazonを装った迷惑メールがたまに送られてくるので、またその類いかなと思いきや、ファッション事業部のご担当の方からの連絡でした。
今回は、私も参加させていただいた「March by Amazon」についてお伝えしていきます。
March by Amazon(マーチバイアマゾン)とは

2020年10月21日、世界で展開されていた「Merch by Amazon」のオンデマンド・プリントサービスが、日本でも開始されました。
オリジナルの作品をAmazonに登録すると、Amazonプライム対象商品として販売されます。
注文が入ると、Amazonがその商品にプリントして、購入者にお届けします。
クリエイター側は先行投資の費用がかからず、在庫管理や発送の準備などもありません。
サンリオやMARVELなどの企業、SEKAI NO OWARIのFukaseさんや村上隆さんなどの有名アーティスト、そして個人のデザイナーやイラストレーター、写真家など、幅広いラインナップで展開されています。
商品リリース
商品登録

規程のサイズのPNG画像をアップロードした後、商品の種類と色、説明、ロイヤリティを入力して完了です。
日本だけではなく世界中に販売することができるので、日本語だけでなく英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語の欄を入力すればそれぞれの国の言語に対応してくれます。
取り扱いアイテム
・Tシャツ(スタンダード・Vネック・長袖)
・タンクトップ
・ラグラン
・トレーナー
・プルオーバーパーカー
・ジップパーカー
・ポップソケットグリップ
・iPhone用ケース
・Samsung Galaxy用ケース
・トートバッグ
・クッション

フロントかバックに、好きな大きさに画像を調整してプリントすることができます。
幅広いサイズ展開

サイズ展開はS~XXXLで、女性モデルや子どもモデルなど、バリエーション豊かです。
実際の販売ページ

デザインを申請して問題がなければ、Amazonに公開されます。
国によっても審査基準が違い、ちょっと過激なものは却下されてしまったので注意が必要です。
また、現状ではトートバッグやスマホケースはAmazon.com(アメリカのアマゾン)でのみ取り扱われています。


さいごに
必要なときに必要な枚数だけ受注生産される形は、ムダがなくてリスクがないのが大きなメリットです。
売れ残って破棄しないといけないとなると、コスト的にも環境的にも痛手です。
こういったシステムは他にもありますが、Amazonだと配達も早く、送料も抑えられ、よく使われているプラットフォームで入力の手間も省けて便利だと思いました。
取り扱い商品数も少しずつ増えているので、今後の展開にも注目です。