• マスキングテープの本来の使い方〜装飾的な使い方まで

2020.11.17 2024.2.19 アート

マスキングテープの本来の使い方〜装飾的な使い方まで

 
こんにちは。イラストレーター・デザイナーのkisa(@kisa.ne.jp)です。
マスキングテープは幅広い用途で使え、私自身、とても重宝しています。
今回は、「マスキングテープの使い方を知りたい」という方向けに、発祥についても併せてお伝えしていきます。

塗装工程として使用

 
塗装工程で使うのが、マスキングテープの本来の使い方になります。
マスキングとは、「覆い隠す」という意味で、自動車の塗装や絵の具で描くときなど、塗装するところ以外を汚さないように保護することができます。
塗り終わってマスキングテープを剥がすとき、キレイな境界線が出てくるのが、かなり気持ちいいです。

他にも、マスキングテープの貼って剥がせる特性を活かして、仮止めに使ったり、額縁に入れる際、絵をマットに貼り付けるときにも使えます。

 

飾り付けとして使用

 
封をするときにマスキングテープを使うと華やかになります。
粘着力が弱いため、念のため郵便で出すときは、のりや両面テープで補強した方が安全です。

上図はお菓子売り場で売っていた「クッピーラムネ」のマスキングテープです。
文房具屋さん以外にも、グッズとして企業のキャラクターがプリントされているものも見かけるようになりました。
さり気なく渡す相手の好きなキャラクターのものだと喜ばれます。

 

 
好きな色のマスキングテープと針金を使って、マスキングテープ本体を花器に見立てた、造形物を作ってみました。
他にも旗やリースなど、アレンジ次第で色んなものができそうです。
貼り方を失敗しても、何度もやり直せるので作りやすいです。

 

倉敷発祥のマスキングテープ「mt」

mt

マスキングテープの発祥の地は、岡山県倉敷市です。
工業用マスキングテープを生産していた「カモ井加工紙」に、それを文房具として使用していた女性たちがコンタクトをとり、その意見を取り入れた現在のマスキングテープが誕生しました。

 

mtの公式サイトでは、さまざまな形でマスキングテープを使った例を見ることができます。
 

 
こちらは「CASA FLEECE」という種類のマスキングテープで、フリース素材でシワが入りにくく、壁などの広い範囲に貼るのに適しています。
また簡単に剥がせるので、敷居も低く、気軽に模様替えやDIYを楽しむことができます。

 

 
和紙から生まれたマスキングテープは、上に文字を書くこともできます。
名前やメッセージなど書いてもオシャレです。

 

持ち物のマーキングとして使用

 
iPhoneの充電器の見た目が同じで、他の人のものも側にあった場合、瞬時に自分のかどうか判断するのが難しいです。
特に、自分のものがまだ新しくてキレイだった場合、間違えて取られてしまったら残念ですよね…
逆に他の人のを間違えて取ってしまっても大変です。

そういうときに、マスキングテープを巻けば一目瞭然です。
ビニール傘の持ち手部分などに貼るのもいいですね。

 

さいごに

創作意欲が駆り立たれるマスキングテープは、種類が多すぎて迷いますが、迷う時間も楽しいものです。
お気に入りのマスキングテープをゲットして楽しく活用してみてください。

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