• 【ChatGPTの使い方と著作権】デザインやイラストに活用できるか検証

2023.3.2 2024.2.8 ビジネス

【ChatGPTの使い方と著作権】デザインやイラストに活用できるか検証

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こんにちは。イラストレーター・デザイナーのkisa(@kisa.ne.jp)です。
Microsoft投資したOpenAIのチャットボット「ChatGPT」が、リリースしてから1億人のユーザーを獲得し、かなり話題になっていますね。
そこで今回は、ChatGPTの使い方と著作権についてと、デザインやイラストを制作する上でも活用できるのか検証してみました。

ChatGPTとは

ChatGPTは、OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットで、質問に対する回答をAIが自動生成してくれるツールです。
学習や研究、ビジネスなどのさまざまな分野で、質疑応答のツールとして利用することができます。
ただし、ChatGPTの学習モデルは2021年9月までとなっているため、最新のデータにアクセス出来ない点は注意が必要です。 

文章を自動生成することが可能なため、商品紹介文や広告掲載文、ニュース記事などを生成してくれたり、なんと小説のストーリーや、詩や音楽の歌詞の制作など、クリエイティブな活動にも応用することができます。

また、人工知能の応用例としてAIアシスタントとして利用することができます。
たとえば、会話型のシステムを作成することで、自動応答やサポートツールとして利用できたり、プログラミングにも活用できます。

 

ChatGPTの使い方

ChatGPTのサイトにアクセスしてログインする

 
まずはじめに、ChatGPTのサイトにアクセスします。
ログインするためにはOpenAIのアカウントが必要ですが、アカウントを持っていない場合は新規登録を行ってください。

 

質問を入力する

 
ChatGPTにログインしたら、このようなホーム画面になります。
一番下にあるテキストボックスに質問を入力して送信します。

 

回答を読む

質問を入力したら、ChatGPTが入力した質問に基づいて回答を生成します。
利用者が増えているため遅いときもありますが、回答が画面に表示されます。

 

必要に応じて再度質問する

もし回答に対して十分な満足感を得られない場合は、「具体的に教えて」とか、別の質問や聞き方を入力してみます。
ChatGPTはボットのように決まりきったことを回答するわけではなく、同じような質問に対しても新しい回答を生成してくれます。

 

実際に使用してみて、デザインやイラストに活用できるか検証

 
まだ扱いきれてはいませんが、試しに簡単なペルソナを想定したパッケージデザインを制作したいときに、「30代後半、既婚子持ちの女性が欲しくなる化粧品のパッケージデザインの配色は?」という問いを投げかけてみました。
すると画像の通り、わかりやすくまとめてくれました。
優秀な秘書ができたかのようです!

 

 
続いて、キャラクター制作などする上で特に思い浮かばないとき、「頭の切れる魔法少女の見た目、性格、服装、髪型、ストーリーは?」という問いを投げかけてみました。

するとストーリーはざっくりでありきたりですが、無のイメージからなんとなくキャラクターが浮かんできました。

通常のネット検索では見られない内容で、とても参考になりました。

 

著作権について【基本的にはフリーだが複雑】

ここで気になるのが、著作権についてはどうなっているのか。
基本的にはOpenAIは著作権は譲渡していますが、ChatGPTが生成する文章には人間の知的創造性の一部を反映したものとなるため、文章によっては著作権が発生する場合があります。
その場合は引用元の明示や、著作権者から使用許諾を得る必要があります。

OpenAIの利用規約には、以下のように記載されています。

3. Content

(a) Your Content. You may provide input to the Services (“Input”), and receive output generated and returned by the Services based on the Input (“Output”). Input and Output are collectively “Content.” As between the parties and to the extent permitted by applicable law, you own all Input, and subject to your compliance with these Terms, OpenAI hereby assigns to you all its right, title and interest in and to Output. OpenAI may use Content as necessary to provide and maintain the Services, comply with applicable law, and enforce our policies. You are responsible for Content, including for ensuring that it does not violate any applicable law or these Terms.

https://openai.com/terms/より抜粋

翻訳してみると、下記になります。

  1. コンテンツ

(a) お客様のコンテンツ。お客様は、本サービスに入力(以下「入力」といいます)を提供し、入力に基づき本サービスが生成し返す出力(以下「出力」といいます)を受け取ることができます。インプットとアウトプットは総称して “コンテンツ “です。両当事者の間で、適用される法律で許可される範囲において、お客様はすべての入力を所有し、お客様が本規約を遵守することを条件として、OpenAIはここに、出力に対するすべての権利、権原および利益をお客様に譲渡するものとします。OpenAI は、本サービスを提供し、維持し、適用法を遵守し、ポリシーを実施するために、必要に応じてコンテンツを使用することがあります。お客様は、コンテンツが適用法または本規約に違反しないことを確認することを含め、コンテンツについて責任を負うものとします。

https://openai.com/terms/より抜粋

 
ほか注意点としては、クライアントや第三者に関する情報や、会社の機密情報などを入力することは、情報漏洩や会社の規約に違反する可能性があるということと、利用規約が変更されることがあるので気をつけねばなりません。

 

さいごに

ChatGPTを実際使ってみましたが、日本語も自然で予想以上のツールだったので驚きました。
「ググる」のように「チャトジる(?)」も日常会話で出てきそうです。
いろんな使い方ができて質問の仕方によっても得られるものが違ってくるので、使いこなせるように研究していき、またなにかわかれば随時追記してきたいと思います。

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