• 第3の自分をアバターとして作り上げ、表現することで広がる世界

2021.2.7 2024.2.19 ライフ

第3の自分をアバターとして作り上げ、表現することで広がる世界

 
こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
男性が美少女になってみたい、女性がイケメンになってみたい、セーラームーンになりたいなど、子どものときから変身願望というのは少なからず持っているのではないでしょうか。
今回は、「普段の自分とはまったく違うアバターを使うことで得られること」についてお伝えしていきます。

自分の分身、アバターを使うことで得られること

視野が広がり感性や表現力が豊かになる

人は生まれてからずっと各々の見た目、性格、環境によって築きあげられた自分というフィルターを通して世界を見ています。
どんな見た目、性格かによって人からの反応も変わり、見える世界はまったく違ってくるかと思います。
私が黒髪か金髪か、たったそれだけの違いでも人からの接され方が違いました。

男性が女性になりきる、いわゆるネカマが趣味だという人とお話しした際、その人の言動というのは何か深みがあって面白く、不思議な魅力がありました。
周りから美少女のように扱われるから、ますます自分も美少女のように振る舞う、という本来の自分では見えなかった世界によって視野が広がり、感性が刺激され、表現力が身につきます。

私も性別を変えてネット上でコミュニケーションを取ってみたところ、まったく疑われませんでした。
いつもなら同性として接するのに、異性として接することによってこんなに違うのか、と驚きました。
演技力も養われるんじゃないかと思いました。

 

新たな可能性が広がる

普段、自分ならこんな服装、自分ならこんな言葉を使うといった「自分らしさ」を無意識的に表していると思います。
アバターなら外見も性格も環境も一切縛られないので、なりたい自分で表現することにより、可能性も広がります。

本当は長身ロングヘアーで美しい見た目になってピアノの演奏を聴いてもらいたい、という願望があるなら、自分好みにアバターを作って演奏のみ配信すれば叶えることができます。
自分の中に眠っていたものが目覚めそうな感じがあります。

よりリアルに性別、年齢など見た目を超越して誰でも自己表現できる時代になっていると改めて感じます。

 

顔を指されない

VtuberやSHOWROOMなどのライブ配信などでアバターで活動して有名になっても、顔出ししていないので自分自身を特定されません。
有名になると気軽にどこそこ行きづらくなるような不自由さもあるかと思います。
それが耐えられないけど、実力を発揮して有名にはなりたいという人にとっては打ってつけです。

 

さいごに

家の自分、外の自分の他に、まったく別のアバターというの第3の自分を作り上げて表現することについてどう感じられたでしょうか。
服を選ぶように、その日の気分でアイデンティティーを選んで、仮想世界で表現したりコミュニケーションをとる、そんな居場所を作るのもまた一興です。

share

New Article