こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
猫や女の子などを緻密に描く、可愛くもちょっとダークな雰囲気が漂う世界観が人気のヒグチユウコさん。
今回は、現在岡山シティーミュージアムで開催中の「ヒグチユウコ展 CIRCUS」を観に行って来たのでまとめました。
ヒグチユウコ展 CIRCUS
作品制作だけでなく絵本の刊行なども手がける画家、ヒグチユウコさんの初の大規模な展覧会では、約20年間で描かれた500点を超える作品が展示されています。
2019年1月19日から東京の世田谷文学館での開催から、静岡、愛知、福岡、長野そして最後に岡山での開催になります。
猫や女の子、キノコやこの世のものではない不思議な生き物たちが繰り広げる楽しくもどこか切ないサーカスの世界がテーマです。
\アート活動がもっと楽しくなる!アート仲間が見つかる/
まず、窓口でチケットを購入して手渡されましたが、サーカスのチケットみたいなデザインが可愛くてテンション上がりました。
他にも絵柄や色が違うバージョンがありました。
撮影可能なスポットはごくごく一部でしたが、YouTubeで世田谷文学館で開催された様子がアップされていました。
開催地によって展示の仕方が若干違うようです。
サーカスのテントが天井に大きく設置されていたり、のぞき穴から覗くと人形劇の映像が流れていたり、小さい子専用のトンネルがあったり、たまに笑い声が入っている音楽が流れていたり…
本当にワクワクさせられる空間で、不可思議で見世物小屋のような感覚にもなりました。
過去作品もズラーっと並んでいて見応えがありました。
ホラー映画「サスペリア」のポスターがかっこいいイラスト・デザインで印象的でした。
ここから撮影可能エリアです。
タッセルらしきものも生き物でしょうか。
サーカスの垂れ幕、これまた素敵です。
華やかな衣装が目を引く猫たち。
一瞬おんぶワニに見えたけど、未知なる生物に未知なる生物がたくさん乗っています。
大きかったので迫力ありました。
ヒグチユウコさんの絵本や特集雑誌が本棚に陳列されています。
こんなに発売されていたんですね。
左端に描かれたリアル飛び出す絵本がシュールです。
ギュスターヴくん
顔は猫、足がタコで手がヘビ…その名は、ギュスターヴくん。
異質な組み合わせですが色合いもシックでまとまってます。
だるま落としのような宙吊りギュスターヴくん。
手に持っている、いや咥えているのはさっきのタッセルでしょうか。
七福神
縁起のいい七福神の絵
船ではなく雲っぽいものの上に乗っていて神感が強まっています。
そして鶴もタッセルを咥えちゃっているということは…エサ?
飛び出し坊や
ちょっとヤンチャ感漂う飛び出し坊やのオマージュ作品。
洋服や髪の毛がおしゃれでスタイリッシュです。
岡山限定グッズ
グッズコーナーに岡山限定の桃型巾着が!
擬人化された猿、きじ、犬のイラストがカワイイ〜
限定に弱い岡山出身人間が買わない訳がないですよね。
おこしにつけたいと思います。
裏面(表面?)ギュスターヴくんならぬギュス太郎くんが描かれています。
中には桃のグミが入っていて、岡山県産の白桃果汁が使われているというこだわりよう。
ジューシーであっという間にたいらげました。
ヒグチユウコ展 CIRCUS
■会期 2021.12.19(日) – 2022.2.23(水)
■開館時間 10:00〜18:00(最終入館は17:30まで)
■休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合、直後の平日)、年末年始
■会場 岡山シティミュージアム 4階企画展示室
■入場料金 一般・大学生 1,200円
小・中・高校生 700円
https://higuchiyuko-circus.jp
さいごに
今まで緻密な猫の絵を描かれる方というイメージしかありませんでしたが、どっぷりヒグチユウコワールドに浸って、緻密なだけじゃなく不思議で奥深さのある独創的な絵を描かれる方だと感じました。
出版されている絵本も読んでみたくなりました。
今回たまたま帰省のタイミングで観賞できてよかったです。
東京・静岡・愛知・福岡・長野に並んで、魅力度ランキング35位の岡山で開催してくれてありがとう。
開催期間は残り少なくなってきましたが、お近くの方はぜひ観に行ってみてください。