こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
「社交的で刺激を求めるのに、疲れやすかったり傷つきやすい」
それは人一倍敏感な気質を持ったHSPに、HSSという大胆性を合わせもった「HSS型HSP」かもしれません。
そこで今回は、クリエイターである私自身の実体験も交えながら、「HSS型HSPの特徴や、クリエイティブな仕事に向いているのかどうか」についてお伝えしていきます。
Contents
HSS型HSPの特徴
HSPとは
「HSP」とは「Highly Sensitive Person」の略で、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が広めたものです。
「非常に敏感かつ繊細で感受性が強い人」のことで、人口の20%(5人に1人)がHSPだと言われています。
音や光、気候、あらゆる周りの刺激に敏感で、想像力や発想力があります。
HSPは生まれつきの特性で、病気ではありません。
脳の「扁桃体」という神経細胞が活発なため、他の人と比べ、不安を感じやすく傷つきやすいという気質があります。
このように、治療はできないため、上手に付き合っていく必要があります。
HSPのことを「繊細さん」と呼んだ下記の本は、心が軽くなるのでオススメです。
気疲れしてしんどい方はぜひ読んでみてください。
時計の針の音が気になったり、冷蔵庫のモーター音で眠れなくなったり、家にいる虫を誰よりも早く見つけたり、人の感情を敏感に察知したり、人の意見に影響を受けすぎたりなど…あるあるです。
(針の音はサウナタイプの時計にしたら解決◎)
HSPにとってネガティブな影響は他の人よりもストレスがかかるので、極力避けたいところです。
自分にとって悪影響な関係の人とは、最初はキツイと思いますが、切ってしまった方が後々楽になれます。
ニュースも基本的にネガティブな内容が多いので、あまり見ない方がいいです。
また、HSPは先天的要素の他に、遺伝的な要素もあると言われています。
私の母親は特に臭いに敏感で、程度は違ってもやっぱり母からの遺伝なのかと思いました。
HSS型HSPとは
「HSS」は「High Sensetion Seeking」の略で、「刺激追求型HSP」のことです。
人口の6%(HSPの中の30%)がHSS型HSPと言われています。
未知なる体験や新しい情報を求めたり好奇心旺盛で外向的ですが、HSPの繊細さを持ち合わせているので、刺激過多によって疲れるという正反対な個性が共存している気質があります。
友人と遊んでいて楽しいけど、帰るとなんか疲れていた、というときがあります。
よく「悩みがなさそう」「楽しそうだね」と言われますが、HSS型はHSPと思われないところがありますね。
HSS型HSPはフリーランスやクリエイティブな仕事に向いている
会社員時代のとき、不機嫌な人がいたら「自分がなにかしちゃったのだろうか」と考えたり、電話応対や制作、書類作成など次々重なるとパニックになってきたり、何かと大変なこともありました。
今はフリーランスで活動していますが、人の機嫌に左右されず、仕事もほぼ自分のペースでできるので、平常心で働ける点は大きいです。
満員電車に乗らなくていいのも楽ですね。
また、想像力、発想力があるのでクリエイティブな仕事とは相性がいいです。
今までにない新しいものを見たいと思うので、そういう体験をさせてくれるアートに強い興味関心がある傾向があります。
そして、感受性が豊かなので、そこで得たものをまた仕事に活かすという、いいサイクルが生まれます。
「神は細部に宿る」というように、細かいところにこだわる点も向いています。
そして、好奇心旺盛で行動力がある点も、営業をしていく上で持っておくべき大切な要素です。
下記の記事は、クリエイティブやエンジニア関係の方の参考になりますので、よければ読んでみてください。
年収を上げたい&キャリアアップするには?クリエイター・エンジニアのための転職について解説
HSS型HSPセルフ診断【あるある】
自分が該当するのかどうか、はっきりわからないという方は、下記の項目でチェックできます。
当てはまる=4
時と場合によって当てはまる=2
当てはまらない=0
□人に会って1時間くらいはテンションが高い
□時間やお金などに余裕がなくなるとテンションが落ち別人のようになる
□場が和気あいあいとしていることが大事なので、時折笑いをとりにいく
□やる事が次から次に思い浮かぶ
□何気ない言葉に傷つき、人知れず落ち込むが、落ち込んだ姿は見せない
□人が多い場所にいると、早く帰って、ひとりになりたくなる
□今やっていることを切り上げるのが苦手なので、自然と時間は押せ押せになる
□動画はゆっくり座って集中していられない!ほかのことを同時進行でやり始める
□お店で店員さんに見られるのが苦手
□自己肯定感は低いが、どこか自分に自信がある
□待ち時間は手持ち無沙汰。なにかしたくなる
□電車に乗るときょろきょろ周囲を見回してしまいそうになる
□寝ることは好きだが、寝付くのは不得意
□いくつかのことを同時にやりかけのままになることがある
□やらなければならないとわかっているのに、直前になって慌てる癖を治した い
□目の前のことにのめりこんでしまい本来の用件を忘れてしまうことがある
□グループLINEで発言する時、つい何度も内容を考え直す
□ルーティンが苦手
□実はばかばかしいことが好き
□ごはんとおかずのバランスを気にしながら食べる
□本質的な話がしたい
□自分の本当の性格は人には知られたくない
□非日常の事態に陥ると、不謹慎と知りつつ内心興奮する
□人の弱点はなんとなく見抜ける
□特徴のある人の物まね、声まね、しゃべり方のまねなどをすると似る
合計得点が70~100点:ずばりHSS型HSPでしょう
合計得点が50~ 69点:おそらくHSS型HSPでしょう
合計得点が 0~ 49点:たぶん、HSS型HSPではないが、HSPの可能性はあるでしょう
引用元:HSP/HSS LABO
いかがでしたか?
ちなみに私は74点でした。
根拠のない自信もHSSの特徴だったんですね。
他にもHSPについての診断テストがあります。
HSPについてわかりやすく理解することができます。
HSP診断をしてみた結果…
スコア:92
HSP度【中】
HSPであると思われます。
一般的な人々よりも非常に繊細な心を持っています。
傷つきやすいかもしれませんが敏感であることは過ちではありません。
それどころかあなたの人格を豊かにしてくれます。
無理せず自分らしくいることで喜びを感じることができるでしょう。
HSS型の場合は、相反する気質をもっているため、HSPの強度が弱まった診断結果となりました。
さいごに
なんとなく生きづらさを感じるとき、「自分の性格の問題」ではなく「脳の性質」だということがわかり、なんとなくの原因がはっきりするだけでもスッキリすると思います。
他にもたくさん自分と同じような人がいるということも、ネットがあるからこその心強さだと感じます。
感受性が豊かだからこそ人よりも感動することができたり、異変に気がついたり、他のHSPの人の気持ちに寄り添ったり、プラスの面もたくさんあります。
疲れたときは無理せず休み、「この状況もいずれ過ぎゆくもの」と思ってうまく流しながら、楽しく過ごしていきましょう。