2023.4.25 2024.2.9 イラスト

着物の女の子の描き方【後ろ姿もかわいい襟足の処理】

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こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
年賀状や和のイラストを使いたいときに、着物を着たかわいい女の子を描くと華やかになります。
でもいざ着物のイラストを正しく描こうとすると、戦後から普段着として着る習慣がないもので、なかなかうろ覚えかと思います。
そこで今回は、着物の女の子のイラストの描き方についてまとめました。

着物の女の子の描き方


まず全体像として、左が正しく描いたイラスト、右がそれっぽく描いているけど間違えているイラストです。
比べてみてなんか違和感ありますよね。
それぞれおかしな点を詳しくお伝えしていきます。

 

襟と首の間にゆとりを持たせ、右前で着用

 
女の子の着物は、シルエットをきれいに見せるために「衣紋抜き」という着方をします。
うしろにゆとりを持たすことで襟に高さができ、正面から見ても襟と首の間に隙間もできるので、スッキリときれいに見えます。

また、これは女性に限らず男性もですが、着物は「右前」で着用します。
右前というと右側が上じゃないんかいとツッコみたくなりますが、左側が上に重なるという意味で、日本語ってややこしいですね。

 

縫い目は腕の位置で襟は太めに

 
縫い目は上腕の位置にあり、襟の幅も太めに描きます。
通常の洋服は肩で切り替えられているので混同しがちです。
(ちなみに似て非なる韓国の民族衣装、チマチョゴリは肩に縫い目があります)

また、中に着ている白い長襦袢も巻き込んで描かないように注意してください。

 

帯揚げとおはしょりを描く

 
帯揚げとおはしょりと呼ばれる部位もしっかりと描いてあげましょう。

 

袖口は小さく


袖口は小さく開いていて、下の方まで大きくは開いていません。
袖口の下に長方形の布がくっついているイメージになります。

 

ほぼ直線で、ボディラインを出さない


 
よく男性向けのマンガやイラストなどで、くびれのある着物女子が描かれてたりしますが、正式にはNGです!寸胴!
やや内側に入るかなというイメージです。
通常おくみと呼ばれるラインがありますが、細くて見えづらいのでここは適宜描いても描かなくてもいいかなと感じます。

また、バスローブみたく襟が裾まで繋がっているのも間違いになります。

 

裾は足の甲に触れるくらい

 
裾は足の甲に触れるくらいで、床ギリギリの丈で描きます。

ちなみに浴衣を描く場合なら、くるぶしがみえるくらいの丈でOKです。
浴衣なら素足なので違和感ないですが、今回着物で足袋を履いているのでめちゃくちゃダサいですね…

 

衣紋抜き&襟足処理で和服美人


序盤でも出てきましたが、衣紋を抜くことで、首がスッキリと長く、華奢に見えます。
逆に普通に着てしまうと同じ体型でも首が短く、背中が大きくゴツく見えるというもったいなさ…

また、中側の白い襟は、着物の襟より0.5㎝〜1cm内側になります。

そして衣紋抜きをすることによって気になるのが「うなじ」です。
「W」の間にもうひとつ山を足したような、ジグザグな処理で色っぽさもアップします。


以上、露出を控えたジャパニーズらしい奥ゆかしさのある和服美人を描く参考になれば嬉しいです。

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