こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
「キャラクターに個性がない気がする」「インパクトに欠ける」というときの手段として、ギャップをつけるという手があります。
今回は、人の興味を引くギャップのつけ方についてお伝えしていきます。
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キャラクターにギャップがあると魅力的
おしとやかな雰囲気の人がボクシングをやっていた、仕事デキる人がコーヒーをこぼしたなど…
ギャップがあるとその意外性が魅力的に見え、恋心に変わることもあると思います。
アニメのキャラクターでも、たとえば「銀魂」の主人公・坂田銀時は、普段死んだ魚のような目をしていて、いい加減でだらしない性格です。
でもいざピンチのときは、キリッとした目つきで仲間を助ける頼りがいのあるキャラクターです。
普段から完璧でかっこいいキャラよりもだいぶ振れ幅がありますが、この振れ幅の大きさの分だけ魅力度も大きくなります。
イメージとかけ離れたものを組み合わせるギャップのつけ方
かわいさ×大人っぽさ
ありがちなただの可愛いさるに、電子タバコを持たせてみると、どことなく大人の哀愁が漂う雰囲気になりました。
見た目は可愛らしいけど、ちょっと毒っ気のある一面を持ち合わせているなど、ギャップがあるとキャラクターも面白くなります。
西洋×和
異文化をミックスしてみても新しいイメージになります。
和楽器の三味線といえば着物を着た日本人が弾くイメージが一般的ですが、外国人のシスターが弾くことによって今までにない印象を受けます。
ライブでも何かいつもと違うギャップをつければ新鮮で観客を楽しませられるかもしれません。
既存のキャラがやらなそうなことをやらせてみる
ステラおばさんのクッキーといえばハリセンボン春菜、いや素朴でやさしい、カントリーなイメージがあります。
ところが、しぶちかに出来たお店に行くと、イメージを覆すファンキーなステラおばさんが光っていました。
渋谷らしくパリピ感があって、現代的で遊び心があります。
出典:https://rock1971.jp/news/1487/
また過去には、萌木の村ROCKとのコラボで、ロックなステラおばさんのパッケージが限定で発売されていました。
エプロン姿にエレキギターがイカしたビジュアルです。
このように、すでにキャラクターイメージが固まった状態で、そのキャラが「やらなそうなこと」「言わなそうなこと」をやるとインパクトがあります。
他にも「伝統工芸×プラレール」など、ギャップのある異色のコラボだと「え、どういうこと!?」と話題になります。
さいごに
ドラえもんの出来杉英才くんのような、名前の通り顔も中身も良くて非の打ち所がないわかりやすいキャラクターもいいですが、ギャップをつけることでさらに興味を引くことができます。
キャラクターイラストだけでなく、広告や実生活などでもギャップは使えます。
相反する言葉を並べていくと、思いもよらぬギャップが生まれるかもしれません。