![](https://kisa.ne.jp/wp-content/uploads/2021/06/IMG_293001-1024x703.jpg)
こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
上図の矢印部分、額縁と作品の間にある紙のことを、人は「マット」と呼びます。
今回はそのマットについて、メリットや寸法に関してお伝えしていきます。
Contents
マットのメリット
額縁とサイズが合わなくても調整することができる
額縁と作品のサイズがドンピシャではなくても、マットに作品を固定することによって違和感なく額装することができます。
見栄えをよくすることができる
![](https://kisa.ne.jp/wp-content/uploads/2021/06/photo-1614447412838-3f4ebd5c2dc0-01-1024x576.jpg)
マットの厚みと余白によって、作品に奥行き・広がりを感じさせてくれます。
子どもが書いたような絵でも、マットがあることによって品格が上がってそれっぽく見えます。
作品の劣化を防ぐ
そのまま額縁に入れると、作品がガラスに触れてひっついてしまうと損傷する可能性がありますが、マットを挟むことによって作品の劣化を防ぐことができます。
また、環境の変化で額縁内に結露が発生した場合、マットが吸収して作品を保護してくれます。
\アート活動がもっと楽しくなる!アート仲間が見つかる/
![](https://kisa.ne.jp/wp-content/uploads/2023/03/artner_banner.jpg)
マット寸法の決め方
全体サイズ
マットの全体サイズ(外枠)は、額縁のサイズと同様になります。
A4の額縁ならA4サイズ、四つ切の額縁なら四つ切サイズです。
窓抜きサイズ
![](https://kisa.ne.jp/wp-content/uploads/2021/06/マット説明-01-1024x541.jpg)
マットの窓抜きサイズ(内枠)については、余白部分25㎜以上が望ましいです。
また、マットと作品を固定するためのひっかかり部分は5㎜あると安心です。
※固定する際はセロハンテープだと年月が経つと浮き出てしまう可能性があるので、アーチストテープやピタックがおすすめです。
マットシュミレーター
![](https://kisa.ne.jp/wp-content/uploads/2021/06/スクリーンショット-2021-06-15-14.08.42-1024x612.png)
マルニ額縁画材店さんのマットシュミレーターは、実際にイメージとサイズを確認できて便利です。
白以外にもカラーバリエーションが豊富で、内側を金フチにしたり、アーチ型にカットしたり同じ作品でもマットによってイメージがガラッと変わります。
お値段を抑えて手っ取り早くゲットしたい場合は、下記のようなマット付きの商品がおすすめです。
展示の準備ができたら、できるだけ多くの人に見てもらえるように宣伝する必要があります。
下記記事をご参考ください。
さいごに
マットは一石三鳥にもなる厚紙なので、額装する際に取り入れてみてはいかがでしょうか。
マットにサインやエディションナンバーをサラッと書いたり、箔押しを加えてもプレミア感が増しますね。