こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
北海道には広大な土地や自然を活かしたアートがありますが、そのひとつのモエレ沼公園に行ってきました。
今回は実体験を踏まえ、冬にモエレ沼公園へ行く方へ、冬ならではの特徴と、知っておかないと後悔してしまう内容をお伝えします。
Contents
モエレ沼公園とは
モエレ沼公園は、ゴミ処理場の跡地が公園化されたもので、世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが基本設計を手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと作られた札幌市の総合公園です。
広大な敷地内には山や噴水、遊具などの施設が点々と配置され、自然×アートが融合した景観を楽しむことができます。
冬のモエレ沼公園の特徴
トイレが封鎖されているので要注意!!!
今回切にお伝えしたいことが、トイレが封鎖され生理現象の我慢を強いられるという絶望体験が起こりうるということ。
年末に行ったからか、ガラスのピラミッドは休館日、レストランやショップもお休み、公園内にトイレ自体はいっぱいあるのに全封鎖されているというのです。
マイナス4℃を下回るとトイレが凍る問題のためなのか、寒い地域ならではのことに驚きました。
砂漠の中でオアシスを求めるが如く、雪の中でオアシスを求めるも公園外に出てもコンビニなどもなく、自販機置き場やありとあらゆる建物がトイレに見えてしまうという事態に陥りました。
いつでも用を足せることがこんなに幸せなことだったなんて…
もう少し滞在したかったですが、早々に帰ることにしました。
雪景色バージョンを鑑賞できる
メインビジュアルでもあるガラスのピラミッド”HIDAMARI”は、お休みで中には入れませんでしたが、外観はばっちり鑑賞できました。
雪景色バージョンでクリアさが際立っています。
ルーブル美術館にも似たようなガラスのピラミッドがありますが、こちらは完璧なピラミッド型でなく、三角面・四角錐・立方体が組み合わさった複雑な形で、角度によって表情が変わります。
ブルーがかっていてまた違った美しさがありました。
そして、地域固有の自然エネルギーである雪を活用した、画期的な冷房システムが導入されています。
こちらはテトラマウンドという作品で、真ん中が雪が積もってぷくっと雪見だいふくのようになっていますが、真下は芝生の円いマウンドになっています。
円柱の表面は特殊な磨き方により、光の浴び方で輝きが変化します。
今まで体感したことのない積雪で、いつもより歩くのに時間と負荷がかかり、少し遠目でパシャリ。
ソリ遊びができる
札幌市東区唯一の山、標高62.4mにもおよぶモエレ山です。
冬にはソリやクロスカントリースキーで遊ぶことができます。
北海道の雪はさらっとしていて、尻もちをついてもびしょ濡れにならないという新発見がありました。
私は下る時が怖かったため途中までしか登れず、お借りした山頂からの景色がこちら。
見渡す限りの白銀の景色。
反対側はテニスコートなどが見えます。
こちら側から行けば階段というイージーコースがあったことをあとで知る。
噴水ショーはやっていない
噴水ショーはご覧の通り閉鎖されていました。
春から秋までの期間限定で冬はやっておらず、閑散に浸れます。
雪だるまにほっこり
どこかの誰かが作った刹那的なアート、雪だるまが点々とありました。
この下半身の大きさ、相当がんばっています。
まるで露天風呂に入って癒されているかのような安堵の表情…!
この写真を撮った当時は、膀胱破裂寸前からトイレに行き着いたように見えたものです。
モエレ沼公園
所在地:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
休園日:なし(但し、各施設はそれぞれ休業日あり)
入場料:無料
駐車料:無料
さいごに
しつこいようですが最後にもう一度、冬にモエレ沼公園内の施設がお休みでないかを確認し、お休みの場合は水分を摂りすぎないとか、簡易トイレを持って行ったり、車で行くなどして対策を考えておいてください。
なかなか都内や地元では体験することができない北海道の雪を満喫できて楽しかったです。
春には桜が咲き、夏には噴水や水遊び場、秋には紅葉など、四季折々で楽しみ方が変わるので、また違う季節に訪れたいと思いました。