こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
大阪へ行く予定があったため、他に行きたい観光場所を探していたら月曜定休ばかり!
月曜休みの人は行くとこがないではないかと思った矢先、あの海遊館がプロデュースしたというミュージアムを発見。
今回は、生きているミュージアム「ニフレル」に行ってきたのでまとめました。
Contents
◯◯にふれる、ニフレル
いろにふれる
まず、ニフレルとは○○に触れるというテーマからきたネーミングということを理解し、爽快なアハ体験。
ここでは色がテーマで、熱帯系のカラフルな魚たちがたくさんいて、照明の色も切り替わります。
最初に出迎えてくれたのが、白ソックスを履いているかのようなシュリンプです。
水深20〜30mに生息していて他の生物の口腔内や体表の寄生虫などを食べる生態が…!
赤と白のコントラストが目を引きました。
どことなく宇宙人というか未来魚のようなこちらの魚は、ウニの周辺で群れで生活し、危険を感じると棘の隙間に逃げ込むようです。
それで黒いストライプ模様なんですね。
紫とオレンジのバイカラーがおしゃれ!
50m以浅のサンゴ礁域の急斜面に生息しています。
展示のキャプションにはそれぞれの生きものを表した俳句も書かれてあります。
「美人さん ケンカのときは 容赦ない」
あまり群れを作らない習性のようで、水槽にも一匹だけでした。
わざにふれる
続いて魚の技がテーマのスペースです。
およそ5mのアーティステックなデザインの大水槽がインパクトあります。
この水槽にはテッポウウオが約80匹いて、プレート上のエサをテッポウウオが口から打ち落として食べる様子を、間近で見ることができます。
会場では見られませんでしたが、YouTubeで見ることができました!
吸い込まれるような死んだ魚の目だね…と思いきやそれはフェイクで、蛇のようなかっこいい目がついていました!
胸ビレと腹ビレを使い歩行することができ、泳ぐことが困難な場合に活かされるようです。
こちらのカラフルなシャコは色識別能力が高く、紫外線や赤外線も見ることができるといいます。
シャコパンチで捕脚を使って餌の硬い殻を割ることもできるツワモノです。
ケショウフグという、放射状メイクを施した巨大フグです。
水没した古代都市感がいいですね。
およぎにふれる
シックな光と影が印象的な、泳ぎがテーマのスペースです。
壁に映る水面のゆらぎが、水中にいるような感覚にもなります。
キャプションや魚のシルエットが映し出され、魅せ方がかなり凝っていました!
これはどこかで使わせていただきたい。
確かにシルエットにすることで単純化され、泳ぐ様子にスポットを当てて観察することもできました。
繊細なレースのようなクラゲが、闇夜に浮かぶ月光のごとく幻想的でした。
この墜落したクラゲ?はなんだと思ったら、サカサクラゲという生きものでした。
べたつく粘液を大量に放出してエサがくっつくのを待っています。
WONDER MOMENTS(ワンダーモーメンツ)
自然の一瞬の美しさを切り取った、体験型映像と音楽のインスタレーション with はしゃぎ子どもたち。
中央の球体は5mもあり迫力満点です。
床の映像とシンクロしながら、動きに反応して色々なシーンに切り替わります。
水の彫刻から始まり、自然界の美しい情景を経て、最後に地球の姿になります。
2階からも眺めることもできます。
ノン加工でこのビューティフル画!
かくれるにふれる
続いて隠れるのが上手な生きものがテーマのスペースです。
どこに隠れているか、探してみてください。
難易度★
砂漠に生息するトカゲで、キレイに色が変化していました。
難易度★★
ピンチなると死んだフリをするみたいです。ちくわの磯辺揚げではありません。
難易度★★★★
気がついたらつぶらな瞳で見つめられていた…
※背鰭棘には猛毒があり、これに刺されて死亡した例もあるので注意
難易度★★★★★
なんだこのグミのようなキレイな色でモチっとしていて食べちゃいたいくらいカワイイ生きもの…
どこにいるのか探していたら、夫婦で来られていた奥さまが教えてくれました。
大阪はいい街ですね。
みずべにふれる
水辺に触れるというテーマで、ホワイトタイガー!?
水のイメージがありませんでしたが、トラは泳ぎが得意だそうです。
ホワイトタイガーは神の使いとも言われ、「その姿を見た者に幸福をもたらす」と言い伝えられているそうなので福来たる…?良い寅年納めです。
世界最大級の爬虫類王、ワニです。
哺乳類に比べて代謝が低いため、なんと3ヶ月ほど絶食しても大丈夫だとか。
プカプカ浮きながらウトウトしていて可愛かったです。
うごきにふれる
からの飛び出すダイナミックなワニ!
その傍ら、カメが日光もどきの取り合いをしていました。
鶴は千年亀は万年と言いますが、長寿であることも知られ、152年生きたという例もあります。
万年には全然届いていませんが、それでも人間よりも生きるというのはすごいですね。
多種多様の動きに触れるというテーマで、ナチュラルなアスレチック風で敷居がないのが特徴的です。
フクロウが目の前を羽ばたいていったり、カピバラが普通に地面にいたり、サファリパークの丸裸バージョンです。
人気のペンギンたちもいました。
ここも敷居が低く、飛び越えてくるんじゃないかと思うくらいでした。
水族館だけでなく動物園も味わえてお得感がありました。
ひびきにふれる
YouTubeに完成されたプロモーションビデオがアップされていました。
「森」「里山」「海」「都会」の4つの環境とそこに暮らす生きものたちによる45種類の響きを体感できるというインスタレーションです。
手前にイスがあったので座って鑑賞していましたが、出口に続く通路でもあり、この音の中で生活しているのかと臨場感が湧きました。
目を閉じて聴覚に集中すれば、さらに没入感がありました。
都会に暮らす、人という生きものの声はなんだかゾワッとしました。
ピクニックカフェ「食べる水」
ピクニックカフェにて「食べる水」という広告に惹かれ購入。
水風船のようなものを楊枝でつついて出すのですが、私がやったところウィダーインゼリーを皿に出したような、子どもだったら泣いちゃう結果になったため、成功バージョンをお借りしたものをお送りします。
ほのかな味でした。
生きているミュージアム ニフレル
・営業時間 平日 10:00~18:00
土日祝 9:30~19:00(不定休)
・アクセス 大阪府吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内
・入場料金 大人 2,000円 子ども1,000円 幼児600円
https://www.nifrel.jp
さいごに
普通の水族館や動物園とは違う今までにない施設で、いろいろなものに触れて感性が刺激されました!
至ところで魅せ方の工夫がされていて、美術館要素も加わって面白かったです。
海遊館は行ったことあるしな〜って方は、ニフレルに訪れてみてはいかがでしょうか。
万博記念公園の近くなので、そのあとブラっと散策して太陽の塔の中に入ってみるコースがおすすめです。