こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
手ってなかなか複雑な形状をしていて、身体のパーツの中で1番難しいのではないかと感じます。
今回は、「手や指をうまく描きたい」という方向けに、手をうまく描くポイントとコツを解説していきます。
Contents
手の描き方
アタリを描く
まずは、長方形や三角形のように大まかにアタリ(下書き)を描きます。
手をひらいている状態のときは指はまっすぐではなく、手首から扇形に広がります。
手のひらと親指のつけ根と、親指と小指の長さはほぼ同じ長さになります。
アタリを基に描く
指のつけ根を、アタリの直線から扇形にモッコリと膨らませます。
指のつけ根(手のひら側)部分は手首から扇形に広がります。
完成
整えたら完成です。
ちなみに、手を広げたときの親指から小指までの長さは、顔の横幅とほぼ同じ長さになります。
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手をや指を描くときのコツ
手の骨の形を理解する
手の骨の構造を簡単に描くと、上図のようになります。
指先から順に、末節骨、中節骨、基節骨、中手骨、手根骨になります。
握りこぶしの描き方
握りこぶしの場合も、ひらいた手と同様にこぶしの部分が扇形になっていて、指は中心に向かって閉じます。
また、人差し指、中指、薬指、小指の中で中指のつけ根が1番高くなります。
指の描き方
指は手の甲側が骨っぽくなり、手のひら側が肉っぽくなります。
末節骨、中節骨、基節骨で3つの円柱のイメージで分けられます。
初心者の方向けに、動画で詳しく解説してくれているのでシェアします。
自力で描くのはちょっとしんどい…って方は、トレースも可能な下記記事が参考になります。
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さいごに
手の骨がどのようになっていて、どのように肉付いているのか知っているとだいぶ描きやすくなります。
手ってうまく描けるとどこか色気が感じられるパーツだと思います。
1番確実なのは見本の手を観察しながら描くことなので、魅力的な手を描いていけるように練習あるのみです。