• 江口寿史イラスト展「東京彼女」グッズ販売や最新画集が熱い

2023.4.3 2024.2.9 イラスト

江口寿史イラスト展「東京彼女」グッズ販売や最新画集が熱い

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こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
漫画家・イラストレーターの江口寿史先生の描くポップなイラストは、80年代から現代にかけてその時々の流行を取り入れた女の子の可愛さが魅力的です。
2018年から全国を巡回した「彼女展」ですが、2023年の今回はひと味違う、江口寿史イラストレーション展「東京彼女」を観に行ってきたのでまとめました。

江口寿史|プロフィール

 
1956年、熊本県生まれの漫画家・イラストレーターの江口先生は、1977 年「週刊少年ジャンプ」にて『恐るべきこどもたち』で漫画家としてデビューしました。
代表作には『ストップ!! ひばりくん!』、『すすめ!!パイレーツ』などで、『江口寿史の爆発ディナーショー』で第38回文藝春秋漫画賞を受賞。
80年代半ばからはイラストレーターとしても、商業イラストやCDジャケットなどさまざまな媒体で活躍されています。

個人的に代表作だと思うのは、初めて知るきっかけとなった銀杏BOYZのジャケットイラストです。
アメコミ風のデザインと女の子が可愛くて一目惚れしました。

 

江口寿史イラストレーション展「東京彼女」

 
2000年以前の手仕事時代の作品から現代のパソコンを使用した作品まで、江口先生の歴史が詰まった展示です。
メインの展示スペースの前の、前菜的な展示スペースには、巨大キャンパスに描かれた女の子のイラストが。
2021年はコロナ禍でマスク女子が描かれています。

 

 
そしてメインの展示スペースに入ると、一瞬商談イベントかと思わせるかしこまった女性が出迎えてくれました。

 

 
こちらが広告にも使用されていた5周年となる彼女展、2023年の顔、東京彼女のメインビジュアル作品の出力原画です。

 

 
ヘッドフォンやイヤホンをした音楽女子のイメージも強いです。
こちらは雑誌「東京人」のタイアップ作品です。

 

 
イラストの修正や文言が上から貼り付けられたりしている、貴重な原画も多数展示されています。
1989年「ビッグコミックスピリッツ増刊号(小学館)」のために描き下ろされた作品です。
読者がアイロンを使ってTシャツなど自由に転写できるようになっていたようで、個人的にこちらの作品は5本の指に入るほど好きな作品なので、転写シートの再販を求めます。

 

 
着彩前の線画も見ることができました。
やっぱりリップを塗ると化けますね。

 

 
黄色バックにモノトーンの女の子で統一感のあるタペストリーのような大きな作品は目を引きました。
ポーズや格好がそれぞれ個性豊かな女の子の内面を写しているようです。

 

 
今の画風と違って、線が細く立体感の強い作品も展示されていました。
私も昔と比べるとタッチが変わっていますが、試行錯誤や時代の変遷に伴って変わっていくものだと感じました。

 

 
野球やサッカーのユニフォームを着たスポーティーな女子たち。
彼シャツを羽織っているかのようなバランスもポイントですね。

 

 
青とオレンジのコントラストがまぶしく、色使いが鮮やかで勉強になります。
そしてこちらもチラリズム。
しかし爽やかでいやらしさを感じさせないところが良いですね。

 

 
女性単体のイラストが多いイメージですが、密度が高かったり、背景イラストも結構展示されていました。
デニーズのメニュー用の作品ですが、デニーズのロゴにもぴったりでおしゃれです。
左右でレストランの流動性を感じられます。

 

 
ワイン×女子たちの作品は、「リアルワインガイド」というワイン雑誌の表紙で使用されたものです。
構図がどれも違って季節を感じられ、これは毎号楽しみになりますね。

 

 
「FLASH増刊FLASH+」に掲載されたもので、イラストグラビアというジャンルがあるとは知らなかった…
イラスト業界はまだまだ広いですね。
やはり絵になるとアート作品よりになります。

 

特別展示&公開ライブスケッチ

 
3月21日には公募モデルを下描きなしの一発勝負でスケッチするイベントが開催されました。
こちらの作品はコピーで、原画はモデルさんにプレゼントされたようです。羨ましい…

 

 
平面展示台コーナーでは、「東京彼女」だけの特別展示として、80~90年代に愛用していたというレトラセット社のカラートーン紙「パントーン・オーバーレイ」を使用したイラストがずらっと並んでいました。
2000年以前はパソコンが普及しておらず、ペン画に貼り込んでカッターで切るという工作に近い作業が必要だったんですね。
でもその手間によって味があり、発色もキレイです。

 

 
女子だらけの中、肩身が狭そうに見える男子のイラストもありました。

 

 
週刊少年ジャンプの『ストップ!! ひばりくん!』や『ひのまる劇場』の扉絵の原画が並んでいました。
おおよそ40年前のもので、髪型やテープ跡など、歴史を感じます。

 

短いですが動画はこちら。

アート好きな人同士やアーティスト同士で繋がることのできるマッチングサイト「artner」というアカウントで色々な展示を紹介しています。
もしよければ登録やフォローよろしくお願いします!

 

最新画集「step2」&グッズ

2018年に刊行された画集「step」の第2弾として、「step2」が2023年7月に販売されます。
ネットからでも予約が可能で、初版限定で通常カバーとシークレットカバーのダブルカバー仕様です。

 

 
たくさんの彼女たちがアクリルスタンドに!
バイクに乗った子が人気のようです。

 

 
新潟のシティー・ポップバンド、so niceのジャケット「光速道路」がパッケージになった、その名も「光速道路ブレンド」も販売されていました。
元々のカラフルな色使いもカワイイですが、茶袋にモノトーンの印刷もコーヒーパッケージらしくてカワイイです。

その他Tシャツやポストカードやガラスコップ、缶バッチなど、グッズコーナーも充実していました。

 

 江口寿史イラストレーション展 東京彼女

 ■期間 2023年3月14日(火)〜4月23日(日)
     11:00~19:00 ※入場は18:30まで

 ■会場 東京ミッドタウン日比谷 6F BASE Q HALL

 ■料金 一般:1,000円/高校・大学生:800円
     中学生以下無料

 https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/anniversary/tokyo-kanojo/

 

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