
「デザイン=Mac」というイメージはいまだに根強く、私も一時期WindowsのPCを使っていたのですが、打ち合わせに持っていくと、「Macじゃないんだ?」と度々言われました。
そこで今回は、「なぜデザインはMacと言われるのか、そしてデザイナーはMacを使った方がいいのか」について解説していきます。
Contents
なぜデザイン=Macと言われるのか
元々DTPがMacでしかできなかったから
DTP(PC上でデザイン、レイアウトしたものをプリンターで出力する)の始まりは1985年で、それ以前は紙に直接、デザインやトンボなどすべて手作業で行っていました。
そしてDTPを行うためのソフトがMac専用のため、2000年頃まではデザイナーも印刷会社もMacを使っていたことから、そのイメージが定着しました。
フォントがキレイで搭載されている種類も多い
ブラウザの文字が、Windowsはガタガタして見えるのに対し、Macはアンチエイリアス処理によりキレイに見えます。
ですが今はWindowsでも「ClearTypeテキストが有効化」して対応することができます。
また、スティーブ・ジョブズがフォントにこだわりを持っていたため、Macには質のいいフォントがデフォルトで搭載されています。
デザイナー御用達ツール、Adobeソフトをできるだけ安く使いたいという方は、こちらの記事もご覧ください。
Adobe creative cloudを安く買う方法!Illustrator・Photoshop単体も【条件付きで無料】
私がMacを選ぶ理由

起動が早く、タッチスクリーンの性能がいい
Windowsの起動よりMacの起動の方が早く感じます。
Macbookは起動ボタンがなく、開いただけで起動するので、最初はその省きように驚きました。
また、指紋認証やタッチスクリーンの反応がいいのもストレスがなくていいです。
タイムマシン機能が便利
自動でバックアップを取ってくれる機能で、ゴミ箱に捨てて完全に削除してしまったけど、やっぱり必要になった!というときなどに、指定の日付まで戻ってデータを復元することができます。
何度助けられたことか…
Apple信者になっていた
なんだかんだで気がつけばApple製品に愛着があるからだと思います。
学生の頃からiPodで音楽を聴いたり、初めてガラケーからiPhoneに変えて機種変更も毎回iPhone、専門学校や職場の制作環境もMacでした。
使い続けているうちに操作に慣れ、親しみが生まれ、WindowsのPCを買ってみても、やっぱりMacの方が使いやすいと感じ1ヶ月で買い替えたほどです。
デザイナーはMacを使うべきなのか
Net Applicationsの調査によると、2020年2月のPCのシェア率は、Windowsが88.2%と断トツで、その次にmacOSの9.42%、Linuxの1.82%となっています。
Macで見たときにデザインが良くても、Windowsで見たときにはズレが出てしまっているなど、見え方が違ってくるため、Webデザイナーであれば、ユーザー数の多いWindowsの環境をチェックした方がいいといえます。
また、Macはデザイナーのイメージから、それを使っているとクライアントに安心感を少なからず与えられます。
ですが基本的に今は印刷会社の環境も整っていて、WindowsでもMacでも関係なくDTPは行えますし、Adobeのソフトもどちらも問題なく使えます。
これからデザイナーとして働く方は、MacでもWindowsでも好きな方でいいと思います。
デザイナーでもWindowsを使い、Macの方が慣れなくて使いにくいと感じている人もいるので、結局は自分が使いやすいのが1番です。
さいごに
Mac=デザインのイメージは、約35年前に遡った歴史からきたものが今に至っていました。
実際のところ今ではWindowsでもデザインできるので、見た目、使いやすさ、価格など、何が1番自分にとって価値があるのかを考えてみてください。
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