• 印刷物の色あせしやすい色・しにくい色とは?退色を防ぐ方法について解説

2020.10.30 2024.2.18 デザイン

印刷物の色あせしやすい色・しにくい色とは?退色を防ぐ方法について解説

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こんにちは。イラストレーター・デザイナーのkisa(@kisa.ne.jp)です。
長期的に貼りたいポスターやステッカーなどの印刷物は、いつまでも鮮やかな色をキープさせたいですよね。
印刷物が色褪せていると、古くさかったり、年季が入っているように見えてしまいます。
経年劣化は仕方がないことですが、少しでも防ぐために、今回は「印刷物の色あせしやすい色・しにくい色」「色あせ(退色)を防ぐ方法」について解説していきます。

色あせしやすい色・しにくい色

印刷物は基本的に、CMYKの4色のインクを組み合わせて色を出しています。
この4色のインクには、色あせしやすい順番があります。

1位 黄色 (Y:イエロー) 2位 赤紫色(M:マゼンタ) 3位 青緑色(C:シアン) 4位 黒色 (K:ブラック)

このため、シアンの寒色系やブラック系の色味を使うと長持ちさせることができます。

反対に、黄色や赤色は化合物の結合が弱く、光によって結合が壊されるため、色あせしやすい色となります。
注意を引きたいときに使いたい色ですが、長期間使用する場合は他の色を使うか、色あせしないための対策を打たなければいけません。

 

色あせを防ぐポイント❶「紫外線を避ける」

色あせの大きな原因が紫外線のため、できるだけ紫外線が届きにくい場所に配置するようにしましょう。

印刷通販会社でUVカット対策

印刷の通販 グラフィック

印刷会社で刷る場合は、UVカットやUVニス、UVラミネート加工のオプションをつけることで長持ちします。
紫外線だけではなく、防水加工や折り加工など、適宜カスタマイズすることができます。
ポスターやメンバーズカード、CDジャケットやうちわ、ステッカーなど、幅広い媒体でUVカット対策が可能です。

 

個人でできるUVカット対策

個人でされる場合も、UVカットフィルムやスプレーなど販売されているので、対策を打つことができます。

紫外線だけではなく、防水効果があるのも大きなメリットです。

 

 

色あせを防ぐポイント❷「照明をLEDに変える」

室内の照明の光も色褪せの原因になります。
白熱電球や蛍光灯には紫外線が含まれていますが、一般的にLED照明には紫外線が含まれていません。
(紫外線を出すタイプの特別なLEDもあります)

初期コストは高くなりますが、省エネのため電気代が安くなり、寿命も長いので、もし現在LEDではなければ、検討する価値はあります。

 

 

さいごに

あえて古びた雰囲気を残したい場合は別として、やっぱり色鮮やかさや、艶やかさがある方が生き生きとしていてキレイです。
できるだけ長くキレイな状態を保ちたいときは、これらの方法を参考にしてみてください。

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