こんにちは。イラストレーターのkisa(@kisa.ne.jp)です。
初めてAdobeのIllustratorを起動したときは、使えない気しかしない…と思いましたが、初心者には難しそうでなかなかハードルが高いと感じると思います。
そこで今回は、「Illustratorをこれから初めて使いたい」「時間の確保と費用が厳しいから独学でIllustratorを使えるようにしたい」という方向けに、Illustratorが使えるようになる方法をお伝えします。
Contents
Illustratorが使えるようになるための方法
Illustratorことはじめオンライン講座
Adobe会員になると、オンラインで初心者用の講座(月2回、19:00〜)を受講することができます。
ゼロからじっくり(90分)と、プロテクニックをおさえよう(30分)の2つのパターンがあります。
過去のオンライン講座のアーカイブもすべて無料です。
毎回ひとつのテーマを題材に、講師がIllustratorのテクニックを教えてくれます。
インストールしたらまず「起動方法からまなぶ、Illustrator講座 2022年版」を受講するとわかりやすいです。
実際の制作画面を見ながら基礎的なことや、簡単な名刺作成をしながら解説してくれます。
オンライン講座画面はこんな感じです。
Illustratorのスキルの中で特に習得が難しいと言われるベジェ曲線(パス)ですが、動画で丁寧に解説してくれます。
また、個人で練習する用に、それぞれの講座で使用するサンプルデータ・資料をダウンロードします。
ここではクリックやドラッグをして直線や曲線を描いていきながら、基本操作を学ぶことができます。
ちなみに私はABC…Zとアルファベットの輪郭を順に縁取って練習していました。
セリフ体(明朝系)のGとSを極めし者が、ベジェ曲線を制す。
他にも下記のような講座があり、実際の制作を想定しながら使い方をマスターできます。
- 文字をデザインしてみよう
- オリジナルのキャラクターイラストを描こう
- Webデザイン・バナー制作入門
- 手描きを活かした飲食店メニューを作ろう
- 春の販促チラシを作ろう etc…
Illustratorしっかり入門
こちらの本も初めてIllustratorを使う人を対象としたもので、巷でも評価が高い優れもの。
およそ250ページのボリュームで2,000円はお手頃です。
初歩の初歩から実務で使える応用テクニックまで、タイトル通りこの一冊でしっかり身につきます。
実際のIllustratorの画面表示で、操作方法や手順もわかりやすく掲載されています。
基礎を勉強したら、実際の制作場面でも必要に応じて辞書代わりに引けるよう手元に置いておくと便利です。
Illustratorの使い方をひと通り理解したら、トレースして感覚をつかむ
Illustratorの基礎知識や使い方を理解したら、実務レベルで使えるようにならねばなりません。
ツールだけを覚えても、デザインができるようにはならないのがクリエイティブ業界。
まずは先人から学びましょう。
私も広告代理店に入社してペーペーの頃、上司に黒ネコのイラストが印象的な眼科のチラシを渡され、「これと同じようなものを作ってみて」と言われました。
「学ぶ」の語源である「真似ぶ」から、実際にプロの制作物をトレースして真似して作ってみると感覚がつかめてきます。
「ここはどういう風に作っているんだろう」とか「なんでこの配色なんだろう」とか考えつつ、バランス感にも慣れていくことができます。
いいなと思ったポスターなどの制作物を50%くらいに透明化して、その上に文字や画像などグラフィックを乗っけていくイメージです。
さいごに
なかなか難易度の高いソフトですが、デザイン・イラストの仕事をする上で、なくてはならないツールです。
最初になんとなく自己流で誤ったノウハウを入れると、結局非効率で時間のムダになってしまうので、オンライン講座や本などを活用して正しく取り入れた方が効率的です。
「ああ〜あっこがれの〜イラレマスターに〜なりたいな、ならなくちゃ、ゼッタイなってやるーッ!(初代ポケモンOP曲)」といった具合に、楽しみながらスキルの習得を目指してがんばってください!