• TPOに合わせるフォント選びの基礎【見た目をよくするデザインテクニック】

2020.8.14 2020.8.25 デザイン

TPOに合わせるフォント選びの基礎【見た目をよくするデザインテクニック】

 

ネットや本、街中にはさまざまな字体が溢れていますが、同じ文言でもフォントが違うと受ける印象も結構変わってきます。
今回は、「フォントはどれを選べばいいのかわからない」とお悩みの方向けに、基礎的な内容と見た目をよくするポイントをお伝えしていきたいと思います。

フォント選びのポイント

大まかに分けると二種類

フォントはざっくり分けると、明朝体系ゴシック体系に分類されます。
(欧文の場合は、明朝っぽいものをセリフ体、ゴシックっぽいものをサンセリフ体と呼びます)
まずは、エレガントなイメージでいくのか、はっきりしたイメージでいくのか、大まかに決める必要があります。
それぞれどのような特徴があるか、例と一緒に挙げてみます。

 

・明朝体

 

線の端に「はね」や「はらい」三角形の形をした「うろこ」と呼ばれるものがあるのが特徴で、可読性に優れています。
しなやかで落ち着いたイメージで、信頼感や高級感を与えることができます。

明朝体は長文を読みやすくしてくれるので、手元で見る小説や資料に向いています。

 

・ゴシック体

 

直線的で線の太さがほぼ同じなのが特徴で、視認性に優れています。
はっきりとしていて力強く、カジュアルさやモダンなイメージも与えることができます。

ゴシック体は遠くからでも見やすいので、ポスターやプレゼンテーションで用いるスライドに向いています。

 

また、キャプション(写真などに添える説明文)をつける場合、本文よりも文字の大きさが小さいので、一般的にはゴシック体を用いることが多いです。

 

 

読みやすいとされる明朝体ですが、文字が小さくなる場合は線が細すぎて読みづらくなってしまいます。

 

Check Webサイトの場合は、ゴシック体が主流です。

Webサイトでも長文を読むから明朝体の方がいいのでは?と思われるかもしれませんが、実はスマホのアンドロイドには明朝体が入っていません。表示されている場合はWebフォントを設定していて、日本語フォントは特に速度が遅くなってしまいます。

※「游ゴシック体」というフォントは、Windowsだとかすれて見える問題があるので要注意です。

 

その他の書体

・丸ゴシック体

角ばったゴシック体を丸くしたフォントで、やわらかく優しい印象を与えることができます。女性や子ども向けのものに合います。

 

・楷書体

印鑑や書道の見本にも使われている書体で、伝統や歴史的な印象を与えることができます。

 

・装飾書体

装飾書体は手書き風やホラー風などさまざまな個性的なフォントがあります。
ロゴや見出しに使って目立たせることができます。

 

・ラウンデッド体

和文の丸ゴシック体の欧文バージョンです。
かわいらしい印象を与えたいときにピッタリです。

 

・スクリプト体

いわゆる筆記体で、高級感やオシャレな印象を与えることができます。
入力するだけで続け文字になり、手書き感があるので、サイン風としても使えます。

 

・スラブセリフ体

セリフ体の文字の太さを均一にさせたイメージで、力強さをもった可読性の高いフォントです。

 

・デコラティブ体

装飾書体の欧文バージョンです。
かっこいい系からかわいい系、こちらもさまざまな種類があります。

 

フォントを選ぶ上での注意点

たくさんのステキなフォントがありますが、考えなしでビジネスで使うのは要注意です。
安っぽく見えたり、複雑なフォントだとパッと見たときに文字として認識しづらかったりするので、慣れないうちは基本的に明朝体ゴシック体を使用するのが安心です。

 

見た目がよくなるテクニック

カーニング

カーニングとは文字の間をバランス良く調整することです。
例えば、下記のように普通に“クリエイティブ”と打ったままだと、「テ」と「ィ」の間隔が広く感じてしまいますが、カーニングを行うことでまとまります。

 

文字に強弱をつける

例えば、日付はそのまま打ったままだと数字の方が小さく見えてしまうので、文字の大きさに合わせることで見た目がよくなります。
さらに数字を大きくすると日付が強調されます。

 

フォントを装飾的にデザイン

同類のフォントを使うとまとまりがありますが、あえて違うフォントを使ったり、重ねてみたり、色を変えてみるとまた違った演出になります。

 

さいごに

同じ文言でもフォントによって見やすさや与えるイメージがガラッと変わってしまうので、どう見られたいかをはっきりさせた上で選ぶことが大切です。
「なんかステキなデザイン」と思われる重要な要素なので、基礎を踏まえて色々試してみてください。

フォントに注意して名前を覚えるようになると、看板を見た時にフォント名まで一緒に浮かんだり、「あの人の喋り方はあのフォントみたいだな」とフォントがキャラ化してきたりします。ホントに奥深いです。

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