こんにちは。イラストレーター・デザイナーのkisa(@kisa.ne.jp)です。
【ダサい】野暮ったい。洗練されていない。
通常運転ではダサいの反対、おしゃれを追い求めていますが、稀にあえてダサいデザインやイラストにしてくださいというオーダーもありました。
そこで今回はとことんダサいを追求し、ダサいデザイン・イラストの作り方についてまとめました。
Contents
ダサさを強調するための7つのポイント
グラデーションと影のくどさ(ワードアートとも呼ばれる)
グラデーションの多色使いでレインボーにし、文言やモチーフに不自然な影をつけます。
これを波形などに変形させれば、昔、町内会の掲示板などで見たようなワードアートの完成です。
今はグラデーションは2〜3色に抑えて、ドロップシャドウはつけないフラットなデザインが主流なので、その逆をいけばダサくなります。
コントラストの強いバキバキ原色・ネオンカラー
鮮やかな原色やネオンカラーなど、派手な色合いを使用します。
特に、色の組み合わせが過激でコントラストが強いものを選ぶとダサさが際立ちます。
こちらも2〜3色に抑えればおしゃれに見せることができるものの、欲張ってがちゃがちゃ使うと印象がガラッと変わってしまいます。
Windowsに入っているようなものやゴテゴテしたフォント
デザイナー向けといわれるMacには入っておらず、Windowsに搭載されているフォントですが、「創英角ポップ体」「MSゴシック」「MS明朝」あたりがダサくしたいときに使えるフォントです。
または、ゴテゴテとした装飾的なフォントや、手書き風のフォントを過度に使用してもダサさを演出することができます。
モチーフの過剰使用や不協和音の組み合わせでカオス感を出す
テーマに沿ったものを適切に組み合わせず、何の関係性もないようなさまざまなモチーフ、シンボルを意図的に詰め込みます。
カラーバランスを無視して、鮮やかな背景と合わせることで、ダサい印象を出すことができます。
また、不揃いな配置やサイズ、謎の余白やレイアウトするのもポイントです。
統一感のない柄on柄のようなゴチャゴチャさせるとダサくなり、おしゃれは引き算、余白だと改めて感じます。
古臭いデザイン要素を取り入れる
古臭いパターンやテクスチャ、アナログテレビの画面風のエフェクトを使用したりして、時代遅れの雰囲気を出します。
ピクセルアートやフォントも活用できます。
トップ画像にもありますが、女の子が着ている服、ダサいですね〜
ワードで適当に◯と△を組み合わせましたみたいな、こんな服着たくないというプリントを入れるのも効果的です。
若者の間でも空前のレトロブームではありますが、色合いや組み合わせ方を工夫すれば、ただただダサい印象になります。
誇張した表現
特徴的な要素を誇張して描くことで、どこかダサい感じを演出できます。
たとえば、目を大きく描いたり、頭でっかちなど体の比率を歪ませたりします。
平面と立体の組み合わせ
のっぺりした平面のイラストと立体的なリアルなイラストを組み合わせることで統一感がなく、適当に貼り付けたような印象になります。
調和を取ることを諦めることがポイントです。
以上、これらのポイントをおさえることで、意図的にダサいイラストやデザインを作成することができます。
さすがにここまでいきすぎると使えないレベルだと思いますが、一部分を盛り込んだり、バランスを取ることでちょうどいいダサさになります。
ダサくないデザイン&イラストも制作可能【お見積無料】
kisa illustration & designでは、イラストやデザイン制作を承っております。
ダサいものダサくないもの、どちらの方向性でも制作可能です。
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